File クラス

はじめに

File クラスは、ファイルとディレクトリを取り扱う各種メソッド一式を提供します。 幾つかのヘルパーメソッド、また、すべてのファイルやディレクトリがオブジェクトにラップされた、より進んだオブジェクト指向のメソッドを通じて、 その処理が行われます。

設定

ファイルクラスでは詳細な設定が可能です。 クラスの動作に対して必要なコントロールをすべて行えます。設定は、ファイルシステムへのアクセス制限からはじまり ファイルタイプドライバの設定に至ります。

デフォルトの設定ファイルは core/config/file.php です。 設定を変更するには app/config/file.php を作って行ってください。

次の設定値が定義可能です:

パラメータ デフォルト 説明
base_config.basedir 文字列
null
基準ディレクトリパス。デフォルトは null で制限がありません。 設定がなされた場合、その設定ディレクトリのアクセスに制限されます。
base_config.extensions 配列
null
許可する拡張子配列。 null の場合全て許可されます。 設定がなされた場合、ファイルクラスはその拡張子のみを取り扱い、 それ以外は処理から除外します。
base_config.url 文字列
null
ファイルに対する Base url です。 null の場合、利用しない。
base_config.use_locks null
null
ファイルロックを用いるかどうか。利用したい時には、 true をセットしてください。
base_config.file_handlers 配列
array
拡張したいファイルドライバの配列。ファイルタイプベースの独自ドライバを利用することが出来ます。
magic_file 文字列
null
fileinfo() で使われるマジックファイルの位置。もし指定されないならシステムのデフォルトが利用されます。
chmod.files integer
0666
新しく作成されたファイルに対するアクセス許可。
chmod.folders integer
0777
新しく作成されたディレクトリに対するアクセス許可。