Opauth をアプリケーションで使う
このページでは、アプリケーションでの OAuth 認証を統合するために必要な方法の例が見つかるでしょう。 これはここに記載された標準の Auth コントローラの機能を拡張します。
ログイン
これは oauth メソッドのコード例です。それは、 URI パラメータとして OAuth のプロバイダ名を期待しており、そのため、 Facebook Opauth ストラテジーを使用したい場合、 "login/oath/facebook" のように呼び出す必要があります。別の方法としては、 この機能を標準のログイン方法と統合することもでき、もし、何もプロバイダが指定されなかった場合、 その後、フォームを介して手動ログインに対応することもできます。
public function action_oauth($provider = null)
{
// 呼び出すための OAuth プロバイダを持っていない場合は出て行く
if ($provider === null)
{
\Messages::error(__('login-no-provider-specified'));
\Response::redirect_back();
}
// Opauth の読み込み、プロバイダのストラテジーを読み込みプロバイダにリダイレクトするでしょう
\Auth_Opauth::forge();
}
これがどのように設定をすることができ、また、動作するかは Opauth クラスのドキュメントを確認してください。ここでは、デフォルトの設定を使用しています。
OAuth のコールバック
以前のメソッド内で OAuth プロバイダを呼び出したとき、デフォルト設定を使用しているので、プロバイダに引き継がれたコールバック URL は、私たちのために生成されました。デフォルトでは、 login メソッドを含む同一のコントローラ (技術的には、同じ URI パスが別のコントローラを指すようにしたルートを使用することも可能) の 'callback' メソッドへ戻ります。
これはコールバックメソッドのコード例です。これはコールバックを処理し関連するローカルユーザを取得するために Opauth の 'login_or_register' メソッドを使用しています。次に何をすべきかは返された状態が教えてくれます。
public function action_callback()
{
// Opauth は厄介な雑用のすべての種類を投げることができます、さあ、準備ができました
try
{
// Opauth オブジェクトを取得
$opauth = \Auth_Opauth::forge(false);
// そして、コールバックを処理
$status = $opauth->login_or_register();
// メッセージを表示できるように opauth 応答からプロバイダ名を取得
$provider = $opauth->get('auth.provider', '?');
// コールバック処理の結果を扱う
switch ($status)
{
// ローカルのユーザがログインしていて、プロバイダはこのユーザーと関連付けられている
case 'linked':
// 関連付けが正常に行われたことをユーザに通知
\Messages::success(sprintf(__('login.provider-linked'), ucfirst($provider)));
// そして、この状態のためのリダイレクト URL を設定
$url = 'dashboard';
break;
// 既知のプロバイダへ関連付けられ、そのアカウントでログイン
case 'logged_in':
// プロバイダを使用してログインが成功したことをユーザーに通知
\Messages::success(sprintf(__('login.logged_in_using_provider'), ucfirst($provider)));
// そして、この状態のためのリダイレクト URL を設定
$url = 'dashboard';
break;
// このプロバイダでのログインは知らないので、最初にユーザーにローカルアカウントを作成するように依頼
case 'register':
// プロバイダを使用してログインが成功したことをユーザーに通知、しかし、続けるにはローカルアカウントが必要です
\Messages::info(sprintf(__('login.register-first'), ucfirst($provider)));
// そして、この状態のためのリダイレクト URL を設定
$url = 'users/register';
break;
// このプロバイダでのログインは知らなかったが、十分な情報が返されたのでユーザーを自動的に登録した
case 'registered':
// プロバイダを使用してログインが成功したことをユーザーに通知、そして、ローカルアカウントが作成された
\Messages::success(__('login.auto-registered'));
// そして、この状態のためのリダイレクト URL を設定
$url = 'dashboard';
break;
default:
throw new \FuelException('Auth_Opauth::login_or_register() has come up with a result that we dont know how to handle.');
}
// リダイレクト先の URL をセット
\Response::redirect($url);
}
// Opauth の例外を処理
catch (\OpauthException $e)
{
\Messages::error($e->getMessage());
\Response::redirect_back();
}
// 認証の試みをユーザーが取り消しをしたことを捕捉 (一部のプロバイダはこれを許可)
catch (\OpauthCancelException $e)
{
// おそらく、ここでもう少しきれいな何かをする必要があります...
exit('It looks like you canceled your authorisation.'.\Html::anchor('users/oath/'.$provider, 'Click here').' to try again.');
}
}
登録
これは新規ユーザー登録メソッドのコード例です。この例に記載されている標準的な登録メソッドに基づき、有効な Opauth のコールバックの後にユーザ登録をサポートするように拡張されています ('login_or_register' の呼び出しは 'register' 状態を返した) 。
public function action_register()
{
// 登録が有効?
if ( ! \Config::get('application.user.registration', false))
{
// ユーザ登録ができないことをお知らせ
\Messages::error(__('login.registation-not-enabled'));
// そして、前のページ (またはホームページ) に戻る
\Response::redirect_back();
}
// 登録用フィールドセットを作成
$form = \Fieldset::forge('registerform');
// CSRF 攻撃を防ぐために CSRF トークンを追加
$form->form()->add_csrf();
// そしてモデルのプロパティを持つフォームを投入
$form->add_model('Model\\Auth_User');
// そして、フルネームフィールド、それは、ユーザーのプロパティではなくプロファイルのプロパティ
$form->add_after('fullname', __('login.form.fullname'), array(), array(), 'username')->add_rule('required');
// パスワードの確認フィールドを追加
$form->add_after('confirm', __('login.form.confirm'), array('type' => 'password'), array(), 'password')->add_rule('required');
// パスワードは必要なので確認
$form->field('password')->add_rule('required');
// そして、新規ユーザーは彼らが属しているグループを選択できません (当たり前じゃないか)
$form->disable('group_id');
// それはフォーム上にはないので、それの不足で検証が失敗しないように
$form->field('group_id')->delete_rule('required')->delete_rule('is_numeric');
// セッションからの OAuth プロバイダを取得 (存在する場合)
$provider = \Session::get('auth-strategy.authentication.provider', false);
// プロバイダ情報を保持している場合、加えてログインフィールドセットも作成
if ($provider)
{
// OAuth ストラテジーからユーザー名を渡されたのでそれを無効にする
$form->field('username')->set_attribute('readonly', true);
// 追加のログインフォームを作成し、既存のアカウントとプロバイダを関連付け
$login = \Fieldset::forge('loginform');
$login->form()->add_csrf();
$login->add_model('Model\\Auth_User');
// ユーザー名とパスワードだけでいい
$login->disable('group_id')->disable('email');
// それらはフォーム上にはないので、それらの不足で検証が失敗しないように
$login->field('group_id')->delete_rule('required')->delete_rule('is_numeric');
$login->field('email')->delete_rule('required')->delete_rule('valid_email');
}
// 登録フォームが投稿された?
if (\Input::method() == 'POST')
{
// ログインフォームが投稿された?
if ($provider and \Input::post('login'))
{
// 資格情報のチェック
if (\Auth::instance()->login(\Input::param('username'), \Input::param('password')))
{
// 現在ログインしているユーザーの ID を取得
list(, $userid) = \Auth::instance()->get_user_id();
// 手動でプロバイダと関連付け
$this->link_provider($userid);
// 関連付けたことをユーザーに通知
\Messages::success(sprintf(__('login.provider-linked'), ucfirst($provider)));
// ログインし、あなたたちがやってきたところか、
// 分らない場合はユーザーのダッシュボードへ戻る
\Response::redirect_back('dashboard');
}
else
{
// ログイン失敗、エラーメッセージを表示
\Messages::error(__('login.failure'));
}
}
// 登録フォームが投稿された?
elseif (\Input::post('register'))
{
// 入力を検証
$form->validation()->run();
// 検証済みの場合、ユーザーを作成
if ( ! $form->validation()->error())
{
try
{
// ユーザーを作成するために Auth を呼び出す
$created = \Auth::create_user(
$form->validated('username'),
$form->validated('password'),
$form->validated('email'),
\Config::get('application.user.default_group', 1),
array(
'fullname' => $form->validated('fullname'),
)
);
// ユーザーが正常に作成された場合
if ($created)
{
// ユーザに通知
\Messages::success(__('login.new-account-created'));
// そして、前のページか、前のページがない場合は
// アプリケーションのダッシュボードを表示
\Response::redirect_back('dashboard');
}
else
{
// おっと、新しいユーザーの作成に失敗しましたか?
\Messages::error(__('login.account-creation-failed'));
}
}
// create_user() の呼び出し時の例外を捕捉
catch (\SimpleUserUpdateException $e)
{
// メールアドレスが重複
if ($e->getCode() == 2)
{
\Messages::error(__('login.email-already-exists'));
}
// ユーザー名が重複
elseif ($e->getCode() == 3)
{
\Messages::error(__('login.username-already-exists'));
}
// これは起こり得ないが、ずっとそうとは限らない...
else
{
\Messages::error($e->getMessage());
}
}
}
}
// 検証失敗、ポストされたデータをフォームへ再投入
$form->repopulate();
}
else
{
// セッションから (コールバックにより作成された) auth-strategy データを取得
$user_hash = \Session::get('auth-strategy.user', array());
// プロバイダのコールバックからのデータを登録フォームへ投入
$form->populate(array(
'username' => \Arr::get($user_hash, 'nickname'),
'fullname' => \Arr::get($user_hash, 'name'),
'email' => \Arr::get($user_hash, 'email'),
));
}
// フォームにフィールドセットを渡し、新規ユーザの登録ビューを表示
return \View::forge('login/registration')->set('form', $form, false)->set('login', isset($login) ? $login : null, false);
}
私たちは今、2 つの形式 (登録フォームとログインフォーム) で登録ページを持っているとして、投稿されたフォームがどれかを区別しなければならない。 そのために、ここでは、'login' または 'register' のどちらかの送信ボタンの名前を利用しています。 あなたは自由に必要に応じ任意の他の方法を利用できます。
留意すべきは、新規ユーザー登録の場合にも通常はこの登録方法を利用するということです。言うまでもなくそれらの人のために 2 番目のログインフォームを表示しないようにしてください。これは、フォームの $login 変数によって制御することができ、通常の登録の場合はそれは null となり、そして、プロバイダのコールバック後の登録の場合はフィールドセットが含まれています。
ローカルアカウントへのプロバイダの関連付け
新規ユーザの登録に成功した後、新しいアカウントはユーザーがアプリケーションにログインするために利用されるプロバイダと関連付ける必要があります。 そのための機能は Auth_Opauth クラスの一部ですが、その機能の呼び出しを支援するためにローカルのメソッドを利用します。
protected function link_provider($userid)
{
// 一致する認証ストラテジーを持っているか?
if ($authentication = \Session::get('auth-strategy.authentication', array()))
{
// ストラテジーの呼び出しではなくオブジェクトのインスタンスが必要なので false を渡すことを忘れないでください
$opauth = \Auth_Opauth::forge(false);
// ローカルユーザーとプロバイダのログインを関連付けるため Opauth を呼び出す
$insert_id = $opauth->link_provider(array(
'parent_id' => $userid,
'provider' => $authentication['provider'],
'uid' => $authentication['uid'],
'access_token' => $authentication['access_token'],
'secret' => $authentication['secret'],
'refresh_token' => $authentication['refresh_token'],
'expires' => $authentication['expires'],
'created_at' => time(),
));
}
}