View クラス

View クラスは、"ビュー" と呼ばれる PHP コードが埋め込まれた HTML ページのラッパーとして機能します。 変数は view オブジェクトに割り当てられ、ビューの中でローカル参照できます。

ビューを使用する方法はこちらを参照ください。

__construct($file = null, $data = null, $filter = null)

静的 いいえ
パラメータ
パラメータ デフォルト 説明
$file
null
ビューファイル名、指定されていない場合は後で set_filename を利用して指定するか render の中で指定しないといけません。ビューファイルは、app/views ディレクトリからの相対パスにする必要があります。
$data
null
値の配列
$filter
null
自動エンコーディングを行うかを truefalse でセットします。メインの設定 (app/config/config.php) がデフォルトとなります。
返り値 新しい View オブジェクト
$view = new View('path/to/view', array(
	'menu' => $menu,
	'articles' => $articles,
	'footer_links' => $footer_links,
));

forge($file = null, $data = null, $filter = null)

forge メソッドは、新しい View オブジェクトを返します。

静的 はい
パラメータ
パラメータ デフォルト 説明
$file
null
ビューファイル名、指定されていない場合は後で set_filename を利用して指定するか render の中で指定しないといけません。ビューファイルは、app/views ディレクトリからの相対パスにする必要があり .php ファイル拡張子を持ちません。
$data
null
値の配列
$filter
null
自動エンコーディングを行うかを truefalse でセットします。メインの設定 (app/config/config.php) がデフォルトとなります。
返り値 新しい View オブジェクト
// APPPATH の View オブジェクトを作成する
$view = View::forge('path/to/view', array(
	'menu' => $menu,
	'articles' => $articles,
	'footer_links' => $footer_links,
));

auto_filter($filter = true)

auto_filter メソッドは、View インスタンス上でデータをエンコードするかどうかをセットします。

静的 いいえ
パラメータ
パラメータ デフォルト 説明
$filter
true
View インスタンス上でデータをエンコードするかどうか
返り値 現在の View オブジェクト
$view = View::forge('path/to/view', array(
	'menu' => $menu,
	'articles' => $articles,
	'footer_links' => $footer_links,
));

$view->auto_filter();

// または、false にセットする

$view->auto_filter(false);

// または、チェーンして

$view = View::forge('path/to/view', array(
	'menu' => $menu,
	'articles' => $articles,
	'footer_links' => $footer_links,
))->auto_filter();

set_filename($file)

set_filename メソッドは、ビューファイル名のセットや変更を行うことができます。

静的 いいえ
パラメータ
パラメータ デフォルト 説明
$file 必須 ビューファイル名。ビューファイルは、app/views ディレクトリからの相対パスにする必要があり .php ファイル拡張子を持ちません。
返り値 現在の View オブジェクト
$view = new View();

$view->set_filename('path/to/view');

get($key = null, $default = null)

get メソッドは、ビューにセットする 1 つまたは全ての変数を取得します。

静的 いいえ
パラメータ
パラメータ デフォルト 説明
$key
null
変数名
$default
null
変数が存在しなかったときに返されるデフォルト値
返り値 mixed
// view を作成し、データをセットする
$view = new View;
$view->set(array('field1' => 'value1', 'field2' => 'value2');

// 1 つの値を取得
$field1 = $view->get('field1');

// 1 つの値を取得、もしフィールドが存在しなかった場合はデフォルトがセットされる
$field3 = $view->get('field3', 'value3');

// 全ての値を取得
$fields = $view->get();

set($key, $value = null, $filter = null)

set メソッドは、ビューに変数を割り当てます。

静的 いいえ
パラメータ
パラメータ デフォルト 説明
$key 必須 変数名または変数の配列
$value
null
$filter
null
エンコーディングを行うかを truefalse でセットします。メインの自動エンコーディング設定がデフォルトとなります。
返り値 現在の View オブジェクト
$view = new View;
$view->set('users', $users, false);

// または配列をセットする

$view->set(array(
	'users' => $users,
	'articles' => $articles,
), null, true);

// 出力時のエンコーディングが有効なとき、
// HTML / Javascript を渡すには最後のパラメータを false にセットする必要があります。
$view->set('example', '<h1>Heading</h1>', false);

set_safe($key, $value = null)

デフォルトで出力時に変数のエンコーディングを行わないこと以外は、set() と同じです。

静的 いいえ
パラメータ
パラメータ デフォルト 説明
$key 必須 変数名または変数の配列
$value
null
返り値 現在の View オブジェクト
$view = new View;
$view->set_safe('users', $users);

// または、配列をセットする

$view->set_safe(array(
	'users' => $users,
	'articles' => $articles,
), null);

set_global($key, $value = null, $filter = null)

set_global メソッドは、全てのビューで変数を利用できるようにセットします。

静的 はい
パラメータ
パラメータ デフォルト 説明
$key 必須 変数名または変数の配列
$value
null
$filter
null
エンコーディングを行うかを truefalse でセットします。メインの自動エンコーディング設定がデフォルトとなります。
返り値 Void
View::set_global('users', $users, false);

// または、配列をセットする

View::set_global(array(
	'users' => $users,
	'articles' => $articles,
), null, true);

bind($key, $value = null)

参照によって値を割り当てます。バインディングの利点は、再設定することなく値を変更できることです。 それらが値を持つ前に、変数をバインドすることも可能です。 割り当てられた値は、ビューファイル内の変数として利用することができます。

注意してください: これらは出力のエンコーディングでクリーニングされないので、安全ではないと見なすべきです。

静的 いいえ
パラメータ
パラメータ デフォルト 説明
$key 必須 変数名または変数の配列
$value
null
返り値 現在の View オブジェクト
$view = new View;
$view->bind('users', $users, false);

// または、配列をセットする

$view->bind(array(
	'users' => $users,
	'articles' => $articles,
), null, true);

bind_global($key, $value = null)

bind_global メソッドは、全てのビューで参照によるグローバル変数を利用できるように割り当てます。

注意してください: これらは出力のエンコーディングでクリーニングされないので、安全ではないと見なすべきです。

静的 はい
パラメータ
パラメータ デフォルト 説明
$key 必須 変数名
$value 必須
返り値 Void
View::bind_global('users', $users);

render($file = null)

render メソッドは、view オブジェクトを文字列へレンダリングします。 グローバルとローカルのデータはマージされて、ビューファイル内のローカル変数として展開されます。

静的 いいえ
パラメータ
パラメータ デフォルト 説明
$file string
null
拡張子なしのビューファイル名
返り値 レンダリングされたビューファイル
$html = View::forge()->render('path/to/view');

// または

$html = View::forge('path/to/view')->render();

// または

$html = View::forge()->set_filename('path/to/view')->render();

手続き型ヘルパー

render($view, $data = array(), $auto_filter = null)

render 関数は、View::render の別名です。

パラメータ
パラメータ デフォルト 説明
$view string 必須 拡張子なしのビューファイル名
$data array
array()
view へ渡すデータの配列
$auto_filter bool
null
データをフィルタするかしないか
返り値 string 。View::render の結果
$html = render('path/to/view', $data_array);